先日のコラムに、Vimodaはフランスのバッグブランドですが、レザーバッグはイタリアで生産しているとお伝えしました。
なぜわざわざMade in Italyにこだわるのでしょうか?
プラダ、グッチ、フェンディ…世界の有名なハイブランドの革バッグや革のお財布、革靴の生産国を確認すると、多くの革製品がMade In Italyです。
1、歴史に裏打ちされた高い革の加工技術
まずは何と言ってもイタリアの革製品の技術や品質は他とは一線を画すから。
トスカーナ州はヨーロッパのなかでも古くから革産業が盛んな地域で、14世紀のルネサンス期から発展しました。イタリア独自のなめし技法や製法、染色などが生まれ、発展していきました。
その流れで現在でも世界的なタンナー(皮革製造業・なめし革業)や工房が数多くあり、技術と誇りを持つ職人たちがイタリア・レザーを製造しています。
そんなイタリア・レザーのバッグには独自のなめし製法により革なのに、とっても軽く仕上がっているものもあります。時々ハイブランドのレザーバッグで、革が丈夫なのはいいけど重すぎて使えない!というお客様の悲鳴を聞くことがあります。Vimodaのレザーバッグは、革でも驚くほど軽いものが多く、レザーは重いという固定概念を覆してくれます。軽いバッグという特集で雑誌に掲載されたこともあるほどです。
2、イタリアンレザーならではの、他国にはできない発色
イタリアでは日本とは違う染料を使っているので、イタリアでしかできない色や発色というものがあります。
最近は買いやすいレザーバッグを見ると、バングラディッシュ製だったりしますが、やはり色合いや発色がちがうなと感じます。そして雰囲気が少し違うと言えばいいでしょうか。私はイタリアのレザーの美しい発色や鮮やかな色合いが好きです。
フランスやイタリアを歩いていると、日本と違う色彩感覚を感じることがあります。それが個性的に見えたり、新鮮だったりしてとてもおしゃれ。
日本では黒、茶などのベーシックカラーのレザーが売れやすいと聞いたことがありますが、バッグなら全体に占める面積も小さいので、個性や好みを反映した色や鮮やかな色を選んでも取り入れやすいですし、コーディネートのポイントになりますよね。
私は黒が好きで洋服はモノトーンが多いのですが、バッグは結構明るい色を使っていますよ。レッドやイエローなどのバッグを差し色に持つと、黒いコーディネートでも軽やかさが出て、アクセントにもなるしいい感じです!
Vimodaのお客様の中にも、気軽に買える値段なのでいつもは買わないようなカラーに挑戦して、新たなおしゃれを発見した方も多いです。
Vimodaは、デザインもレザーもハイブランドのバッグに負けないこだわりをしているうえに、軽さにも配慮しています。それで、お値段がハイブランドの何分の一という買いやすさ!
おすすめポイントがありすぎるバッグブランドなのです。