革製のバッグは、その上品な質感や耐久性、そして使い込むほどに味わい深くなるところが魅力です。しかし、バッグの色移りに関して心配している方も多いのではないでしょうか?
お店でもよく「革バッグは色移りしますか?」と質問を受けることがありますが、正直なところ、「絶対に色移りしない」とは言えません。その理由について詳しくご説明します。
色移りの原因とは?
革のバッグの色移りは、さまざまな要素が影響します。例えば、以下の要素が絡み合うことがあります:
- 使い方(肩に掛ける際の摩擦など)
- 湿度や雨などの環境(革が湿気を吸う、濡れることによる影響)
- 革の素材(特にダークカラーや染料が強い素材)
- 服の素材(しみ込みやすい素材かつ薄い色の服)
- 汗や皮脂(直接触れる部分から移ることも)
- 染色方法(革の染め方によって色落ちしやすい場合も)
そのため、どんな状況でも100%色移りしない革は存在しないと言えます。
Vimodaのバッグについて
Vimodaのレザーバッグは、色移りがしにくい高品質な素材を使用していますが、店頭でもご案内している通り、バッグを使い始めたばかりの時や濡れている時には特に注意が必要です。
特に、肩に掛けて持つと予想以上に摩擦が起きるため、例えば、薄い色の服を着ているときに濃い色のバッグを使うと、色移りのリスクが高まります。また、革が濡れているときには、服と直接擦れないようにすることも大切です。
同じ白い服でも、素材によって色移りのリスクが異なります。例えば、薄い色の服でも、コットン素材のものとシルク素材のものでは、色移りを受けやすい場合とそうでない場合があります。
色移りを防ぐための対策
色移りを防ぐためにできる対策として、防水スプレーを定期的にかけることをおすすめします。これにより、バッグが濡れたり汚れたりするリスクが減り、色移りの危険性も少なくなります。さらに、バッグ自体を長持ちさせるためにも、汚れや水から守ることは重要です。
また、使うごとに革が馴染んでいくため、最初のうちは特に注意を払い、少しでもリスクを減らすことが賢明です。時間が経つことで、バッグの色移りも少なくなっていきます。
長年使って色の変化を楽しむバッグ
一部の革のバッグは長期間使って色の変化を楽しむことができるレザーバッグとしても人気のものがあります。こうしたバッグは、革の素材感を活かすために色止めをしていないか、弱めに処理している場合もあります。もし色落ちが気になる場合は、色落ち防止スプレーを使うと効果的です。
※基本的にVimodaのレザーバッグは経年で色の変化を楽しむ種類のレザーを使っていないのであまり心配はありません。
まとめ
革製品は、バッグや靴を含め、色移りする可能性があります。シルクの服を着るときに引っ掛けないように気をつけるのと同じように、革製バッグも少しだけ気を使うことで、長く大切に使うことができます。Vimodaの商品は、日本に入荷してからも高いケアが施されており、フランス本国の製品よりもさらに細かな配慮がされています。例えば一般的に色移りがしやすい濃い色のスエードなどは色移りしないかチェックしたり、ショルダーストラップのけば立ちを止めるコーティングをしています。お客様に安心して使っていただけるよう努めていますので、安心してお使いいただきたいと思っております。